
東京タワーへ向かって歩く帰り道
赤羽橋駅を通勤に使っている私は、桜田通りを慶應大学のほうから東京タワーへ向かって帰ります。
仕事を終え、ふと顔を上げると、あの赤と白の姿がゆっくりと近づいてきます。
今の事務所で働くまでは、東京タワーをこんなふうに日常的に見ることはありませんでした。
車を運転しているときに遠くに見えたり、たまに視界に入るたびに「きれいだな」と思う存在。
それが今では、毎日の帰り道の景色になりました。
季節とともに変わるライトアップ
東京タワーの魅力のひとつは、ライトアップの色が季節やイベントによって変わることです。
冬場の平日は、帰宅時間にはすでに日が落ちているので、ほぼ毎日ライトアップを見ることができます。
反対に夏は、なかなか暗くならないため、帰る時間にはまだ点灯していないことも多く、少しだけ物足りなさを感じます。
夏は白くすっきりとした透明感のある光、冬はあたたかみのある色合いに変わります。
さらに、クリスマスにはツリーのような特別な装いになったり、スポーツイベントの時期にはそれをモチーフにしたカラーになることもあります。
先日のWBCのときの特別なカラーのライトアップも、思わず声がでてしまったくらい素敵でした。
東京タワーのホームページでは、その日のライトアップスケジュールが確認できるので、「今日のライトアップはどんな意味があるのだろう」と楽しみにするのも習慣になりました。
毎日見ても、飽きない理由
不思議なことに、毎日見ているのに飽きることがありません。
むしろその日の天気や気分によって見え方が違い、いつ見ても新鮮に感じます。
雨の日にはにじんで見え、冬の夜にはくっきりと浮かび上がります。
その変化もまた魅力のひとつです。
私が応援しているSMAPの歌の中にも、東京タワーが登場するものがあります。
その一節を思い出すと、目の前の風景と重なり、せつなさもあって少し特別な気持ちになります。
こうして毎日眺めていると、東京タワーは私にとってもうただの観光名所ではなく、自分の生活の一部のように感じられてきます。
いつもそこにありながら、日々違う姿を見せてくれます。
だからこそ、何度見ても飽きないのだと思います。
■編集後記
今日は先代の所長の命日でした。事務所の、穏やかに微笑む小さな写真に、朝しばし手をあわせました。
記事担当:相馬
