生活が変わると時間の使い方も変わる

時間をどう使うかを意識するようになりました。

「タイパ」とは

最近テレビやSNSでもよく耳にするようになりましたが、「タイパ」とはタイムパフォーマンスの略で、かけた時間に対して得られる満足度を指す言葉です。
コスパやスペパと並んで、生活のあちこちで使われるようになりました。
昔から「Time is money(時は金なり)」と言われますが、まさにその感覚を現代的な言い方にしたものだと思います。

私自身も、仕事や家の用事に追われるようになってから、この「タイパ」という感覚が以前より身近になりました。
以前は、クーポンやポイント倍デーを丁寧にチェックして、スーパーやドラッグストアをまわり、お得に買い物をすることに熱意を注いでいました。

しかし勤務形態が変わり、さらに両親のプチ介護が生活に加わるようになると、そのお得を求める余裕が少しずつなくなっていきました
仕事と家の用事をどう回していくかを考えるほうが優先になり、時間の使い方を見直さざるを得なくなったからです。

大切にしていたこだわりを手放すとき

お得の比較以上に、以前は力を入れていたことがあります。
それは、スーパー入口のリサイクル回収です。発泡スチロールトレー、牛乳パック、ペットボトルをきちんと分別して戻すことに、とてもこだわりがありました。
家族がゴミ袋に入れていると、思わず注意してしまうほどでした。
資源として回収ボックスにいれ、燃えるごみ(世田谷区)が少なくなるとちょっとした達成感がありました。

ただ、今はその作業さえも以前のようにはできなくなりました。時間に追われて家を出て、帰宅したころには別の用事が積み上がっていて、分別だけは完璧にやっていた頃とは生活が変わっています。
環境にも申し訳ないのですが、今はこだわりを一部手放していく時期なのだと感じています。

タイパで優先順位を変える

仕事でも、「タクシーでいいですよ」と言われる場面が増えました
タクシーは贅沢なもので、できれば徒歩か公共交通機関を利用したいと思っている私です。
それでも、限られた時間で仕事をこなさなければいけない日が続くと、移動時間を短くすることが必要だと実感します。

以前の私が大切にしていたお得さが、今の自分にとっての最優先ではなくなっただけで、決して悪い変化ではないと思っています。
状況が変われば、タイパの基準も変わります。

いろいろやるべきこと、やりたいことが山積みですが、いまの生活に合わせて、効率のよい時間の使い方を選んでいけたらと思っています。

記事担当:相馬