確定申告の準備と対策

11月も残りわずか、来週からは12月。個人事業主の方が、今できる準備にはどんなものがあるでしょうか。

帳簿づくりは進んでいますか

個人事業をされている方は、その年の1月〜12月までの損益を集計して、翌年3月15日までに確定申告をすることになります。

年明けに、まとめて1年分の帳簿をつけなきゃ…と思いながらも、分量が多くてなかなか手が付けられなくなり、2月になってから慌てて作業することもあるかもしれません。

ですが、できれば今の時点で、1月〜10、11月ぐらいまでの帳簿つけをしておくことをお勧めします。そこまで進めておくと、あと1、2ヶ月の売上・仕入・大きな経費などの予想をすることで、今年の利益がおよそどのぐらいになるのか見積もることができます。

税金の予測と資金準備

個人で顧問契約をされているお客さまには、11月頃に、現時点の実績をお伝えして、残りの11、12月までの売上・仕入・大きな経費などの数字をお聴き取りします。

そして、今年の利益に対する税金(所得税・消費税・住民税・事業税など)の概算を予測してお伝えしています。

個人の税金は、支払いのタイミングも違うので、それぞれ何月に支払うかもお伝えします。
たとえば、所得税・消費税は3月、住民税は年4回、事業税は年2回など。このほか、国民健康保険は、各市区町村で所得割・均等割が異なるので、前年に比べて増減する可能性があることもお伝えしています。

個人事業主の税金は、サラリーマンとは違い、毎月税金が天引きされるのではなく、前年分の利益に応じて、翌年支払うことになるので、資金準備はとても大変です。

前年まで税金がなかったけれど、今年は利益が大きくなって税金が多くなる場合、その年の税金負担だけでなく、翌年分の予定納税が発生する場合もあり、約1.5年分の税金負担になることもあるので、十分な資金準備が必要です。

決算前の対策

今時期に、今年の利益の予想ができていれば、利益が大きくなりそうな場合、12月中に決算対策をするチャンスも生まれます。

個人事業の場合は、直前にできる対策は少ないのですが、従業員への賞与、事業に必要な備品(1つ30万円未満)購入、小規模企業共済の年払い、ふるさと納税などを検討することができます。

なお、すべて12月中に実施していることが必要なので、今年の対策になるかどうか、慎重に進めましょう。

年が明けてからでは、対策することはできません。今のうちに、今月までの帳簿つけをして、現状把握と準備をしておきましょう。

■編集後記
昨日は、ピラティスのクラス。
ストレッチで体を伸ばす動きがメインでした。
大人の疲労は、身体を動かすことで回復するのだなあと実感しました。
(記事担当:江原)