医療費控除の集計

医療費の支払いが多いとき、翌年確定申告の際に集計に時間がかかり、憂鬱になりますよね。

過去の方法

私が会計事務所に入ったばかりの頃、確定申告時期に医療費の領収書を集計する係でした。

お客様から預かった領収書を、名前別、医療期間、別に分けてホチキスで止め、それぞれの金額を電卓で足して集計していました。

最近は、Excelに入力してくださるお客様もいらっしゃるので、少し楽になりましたが、確定申告ソフトに内訳を入力し直す手間をかけていました。

医療費集計フォーム

昨年から、集計を効率化しようと、国税庁の確定申告作成コーナーの中にある、「医療費集計フォーム」を利用するようになりました。

「医療費集計フォーム」とは、支払った医療費をExcelで入力、集計するためのフォーマットです。

医療費をExcelで集計されたお客様のファイルを、この集計フォームに貼り付け、確定申告ソフトに取り込むことで、集計を効率化することができました。

今年の分からは、お客さまにできるだけ、この集計フォームに直接入力していただくことにしたので、来年の確定申告の際には、ソフトに取り込んで使うことができます。

ご自身で、国税庁の確定申告作成コーナーで申告される場合も、もちろん便利ですので、ぜひ集計フォームを利用してみてください。

スマホで使う場合

集計フォームは、基本的にパソコンでの入力になります。

スマホで利用する場合は、
①パソコンでExcelファイルをいったんダウンロードする。
②GoogleドライブにExcelファイルをアップロードする。
③GoogleスプレッドシートでExcelファイルを開く。
の手順で、Googleスプレッドシートで使えるようにしておくと、スマホでも入力することができます。

医療費の支払いをした都度、スマホに入力しておくだけで、確定申告の際、スムーズに医療費控除することができます。

12月の今からさかのぼって入力するのは大変なので、来年1月からは集計フォームを利用してみましょう。

■編集後記
昨日消えてしまったブログ記事を、思い起こしながら今日の記事を書き起こしました。
たった1日前のことなのに、なかなか思い出せず、当初考えた内容とは違うような気がしています(笑)
(記事担当:江原)