ネット予約の時代に思うこと

家族が勤務先から万博のチケットをもらってきました。

万博もネット予約、登録があたりまえ

最初はそこまで興味がなかったのですが、まわりの人が何人か万博に行って、その話を聞くうちに、「ちょっと行ってみたいかも」と思い始めました。

急遽9月のはじめに行こうと決めて宿泊のホテルを予約し、さっそく万博の情報を調べ始めたら、抽選や予約の仕組みは難しく、予約終了しているものもあり驚きました。

まずは持っているチケットで入場の日程と時間をスマートフォンで登録。
それから各パビリオンの抽選と予約。予約不要のものもあるけれど、人気のあるところは何時間も待つとのこと。
すべての操作がスマートフォン前提で、私の頭の中にすぐディズニーランドが浮かびました。

いまやディズニーランドも、予約・抽選が当たり前で、入場と同時にスマホから目を離さずに遊ばなくてはなりません。
アトラクションもレストランも、事前にスマホで手続きしないと楽しめない世界になっています。
娘にスマホ操作を頼りながら行くたびに、ひとりでは難しいな、と実感します。

万博もそのようです。スマホが必須の“遊び場”がどんどん増えています。

便利な時代に置き去りにされる人もいる

それでも私は、なんとかスマホを使いこなせる世代です。
ギリギリ対応できていると思います。

自分の母の姿をふと思い出しました。
先日、美容院の予約を電話でしている母をみました。
ネット予約なんて少しも思い付かないのでしょう。予約がとれてホッとしました。

スマホ予約、ネット予約の時代は、便利だけれど誰かを置き去りにしている気がします。
仕事の中でも似たようなことを感じています。
税金の申告や届出も、いまや多くがオンライン。e-Taxやマイナポータルで完結できる仕組みになりました。
若い人にとっては当たり前のようでも、実際は「手続きがよくわからない」「紙で出したい」「誰かに見てほしい」と思う人は多いのではないでしょうか。
専門家であるはずの私でもそう思うことはたびたびあります。

そんな思いをどう受け止めていくか。
私は、制度の説明をするだけじゃなくて自分も実際にやってみて、一緒に解決していくことも仕事のひとつだと思っています。

さて、万博どのように楽しめたか、も後日ここにかきたいと思っています。