時間との付き合い方

鈴木祐さんの「YOUR TIME 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術」(河出書房刊)という本を読みました。

いつも何かに追われているような気がする

税理士の仕事は、基本的に期限までに書類を作成し提出することがメインです。そのため、なるべく早くお客さまから資料を預かり、早めに仕事をしたいと考えています。

ただ、手を付けてみないとどのくらいの時間がかかるのか、予想がつかないため、期限に間に合うかどうかの不安が常にあります。

1つ仕事を仕上げても、また次の仕事と、「やらなければ」という気持ちが途切れることがありません。そして、いつも何かに追われているような気がして、いつも焦っていて心に余裕がありません。

効率化しても気持ちは楽にならない

時間との付き合い方そこで、仕事を効率化して、時間に余裕を持たせようと考え、効率化のコンサルタントの方に相談しました。今まで手作業でやっていたことを、「会計ソフトへの仕訳データ取込」「給与計算のデータ取込」「請求書の自動作成」などを教えていただき、この2年間ほどでかなりの効率化をすることができました。コンサルタントの方には、非常に感謝しています。

ただ効率化を進めても、相変わらず仕事は忙しく、時間に余裕はありません。

冒頭の「YOUR TIME」を読んで、その理由がわかりました。時間を上手く使おうとして時間術を駆使しても、自由時間は増えないということ。生産性を上げようとするほど、その分だけやるべき作業が増えていき、忙しさは改善しないということ。

ほどほどで満足する

時間不足を改善するには、時計にコントロールされない感覚を持ち、自分の心に余裕を得ることが必要なのだそうです。

時間の余裕を取り戻すのに効果的なのは、「退屈をつきつめること」と「時計の表示に従うのではなく、イベントを重視して生活を組み立てること」だと、著者は書いています。

たしかに私は、Googleカレンダーに予定を入れ、予定の空いているところにまた新しい予定を埋め込んで、予定時間にアラームをかけて、1日に何度も時計を見ながら生活をしています。その行動が、自分を追い詰めていたのです。

著者曰く、「人間の脳は『ほどほどな答えの追求』を本文として進化した器官であり、最適なソリューションを探すためのシステムは備わっていない」ということです。

自分の時間感覚にあった時間術(本に技法が載っています)を実践してみて、ほどほどに頑張って満足するようにしたいものです。完璧や最適を目指すことは、心の余裕を減退させることになります。

■編集後記
上に書いた通り、予定を詰め込み過ぎた結果、風邪を引きました。
昨日午後事務所を早退し、今日は自宅で仕事。
反省して、心に余裕をもつ方法をよく考えます。
(記事担当:江原)