世界の見え方は人それぞれ

友人に誘われ「国宝」という映画をみてきました。

話題の映画を知らなかった私

「国宝」はとても評判のよい映画で、話題になっており、確かに素晴らしい映画でした。
けれど私はこの映画を知りませんでした。
娘の影響で気になっているSnow Manのメンバーが出演している映画の予告が流れました。
私としては話題となっていると思っていたこの映画を、友人は知りませんでした。

会社のそばでアイドルに出会いました。
私はとても嬉しかったので娘に報告すると、娘はその人を知りませんでした。
娘がファンであるインスタグラムのインフルエンサーがデザインした洋服の販売会で抽選にあたり、その人に会って服を買ってきたそうです。
興奮して話してきますが私はその人を知りませんでした。

情報は同じでも世界は違う

これはどういうことでしょうか。
同じようにテレビをみて、ネット記事を読んでいるのに、見えている世界が人それぞれまったく違って見えているということなんだなあと気付きました。
何を「話題」と感じるか、何に関心を持つかは人によって本当にバラバラなんだと実感しました。

お客様との関係もまた然り

お客様との関係も、まさに同じだなと思います。
見えている世界が違うという前提に立つこと。それが信頼関係の出発点かもしれません。
私たちはつい「これくらいは知っているはず」「これが常識」と思いがちですが、お客様が見ている世界や感じている不安、優先したいことは、私たちとは違う視点にあるのかもしれません。
「相手が見ている景色」に目をこらすと、そこから本当に必要とされているサポートや言葉が見えてくるのだと感じます。
世代も立場も違えば、関心を持つものも、情報の届き方もまったく違う。
より丁寧に、より柔軟に、お客様と向き合っていきたいと思えた出来事でした。