昨年1月に税理士法人を設立して、1年6ヶ月が経ちました。
なぜ、法人設立をしたのか、経緯を紹介します。

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もともと、事務所は、塚本清税理士事務所として1999年に開業した個人事務所でした。
約25年間の個人営業ののち、法人成りすることとなりました。
法人設立のきっかけ
きっかけは、前代表の塚本清が2022年頃から体調を崩したことでした。
最初は、手がしびれたり、歩くのに杖が必要になったりでした。
原因がよくわからなかったのですが、
翌年2023年に、精密検査の結果、指定難病と診断されました。
その後、入退院を繰り返した後、2023年秋頃からは自宅療養となりました。
身体の機能は少しずつ落ち始め、
なんとか、オンラインや私が自宅へ訪問することで仕事は続けていましたが、
このままでは、事務所を維持していくことは困難になるのではないかと、
先輩税理士に相談をしました。
そこで、塚本の個人事務所ではなく、
税理士法人にすれば、万が一のことがあったときにお客様に迷惑をかけずに、
仕事が維持できるとのアドバイスをいただきました。
2023年の秋頃から準備を始め、
司法書士の先生に、塚本の自宅へ同席していただき、書類を作成して、
2024年年明けに、塚本と私の2人代表で法人設立することができました。
私の経歴など
私は、1991年に大学院修了後、税理士事務所へ就職し、
その後、群馬県へ引越し、結婚、出産、子育ての間、
いくつかの事務所で、時短勤務などをしながら勤務していたところ、
たまたま、大学院のゼミで一緒だった塚本に声を掛けられ、
2014年塚本清税理士事務所の所属税理士となりました。
今まで、自分で事務所を経営した経験がなく、
法人の代表として、やっていけるかどうかの不安はとても大きかったのですが、
設立の際に、ゼミの後輩であった税理士の相馬が、所属税理士として入ってくれて、
ひとりではなく、2人で仕事のこと、塚本の病気についての悩みなどに対峙できたことで、
本当に救われました。
設立してよかったこと
・自分が代表になって初めて、経営者であるお客さまの苦労がよくわかるようになった。
・2人代表だったため、個人から法人への名義変更などがスムーズだった。
(私が、書類への自署・押印などをすることで済んだ)
・そして、一番大きかったのは、
塚本が亡くなっても、お客様に対しては、今までどおり仕事が続けられていること。
本当に良かったです。
今年4月3日に、塚本は永眠いたしました。
息子さんの大学の入学式の日でした。
子煩悩なお父さんだったので、
きっと、ほっとしたのだろうと、私たちは思っています。
これからも、2人で頑張ってまいります。
よろしくお願いいたします。