ハレとケ

お正月は、日本の年中行事で「ハレの日」と呼びますよね。

ハレとケとは

日本には昔から、「ハレ」と「ケ」という考え方があります。
ハレは、特別な状態。ケは日常。

ハレの日には、毎年同じ時期にめぐってくる年中行事と、人の人生の節目にあたる儀式(七五三、成人式、冠婚葬祭など)があります。

一方のケの日は、そうした年中行事や、人生儀礼のない、日常のことを指します。

ハレは、神さま仏さま祖先にお祈りして、五穀豊穣や健康、子孫繁栄を願い、感謝して、神さまが食べる料理を作ります。そして、神さまに料理をお供えした後で、家族も一緒に食べて楽しむのがハレの日です。

お正月は、一年の始まりを祝うハレの日。お飾り、お雑煮、初詣などの行事があります。おせち料理など手間のかかるごちそうを用意して、家族で食べ、一年の幸せを祈ります。

ケ(日常)は手をかけない

そんなハレの日のごちそうに対して、ケの日は日常の食事。ごはん、汁物、おかずのシンプルで手をかけないもので良いはず。

以前購入した、料理家の土井善晴さん著『一汁一菜でよいという提案』(グラフィック社)という本を、最近読み直しました。一汁一菜とは、ご飯・味噌汁・漬物を原点とする食事の型のことだそうです。ご飯は日本人の主食。味噌汁の具には、野菜や油揚げや豆腐などの具材をたくさん入れる。それに野菜が発酵しておいしくなった漬物。

毎日の食事作りの負担が、とても軽くなります。

ハレばかりでは疲れる

12月から1月にかけて、忘年会や年末年始で、外食やごちそうを食べすぎ、胃腸にかなりの負担となりました。ハレの食事は、ときどきの節目にするもので、続けてするものではないな…とつくづく感じました。

明日1月7日は、人日(じんじつ)の節句。元日から続く正月行事が終わる日。お正月のごちそうで疲れた胃腸を休ませるため、七草がゆを食べて、1年を無病息災に過ごせるようにという意味があるそうです。

七草がゆをいただいた後は、一汁一菜をモットーに健康な体を作りたいものです。

この頃は、身近に体調を悪くされる方が増える年齢になってきました。お酒の飲みすぎ、外食中心、運動不足が多少なりとも影響していると感じます。身を引き締めて、日々の暮らしを送りたいと思います。

■編集後記
昨日から、今年の仕事始め。連休中の朝寝坊習慣が抜けず、目覚ましが鳴ってもなかなか布団から出られませんでした。1月の日の出は、だいたい7時頃。しばらく朝は大変です。
(記事担当:江原)