昨日、80代の方と40代の方が共同して書類を作成するのに、FAXかメールかというやりとりを見かけました。

FAXはもう古い?
「FAX(ファックス)」とは、紙に書かれた文字や図を、電話回線を使って遠くに送る通信機器のことです。オフィスには、コピーとFAXの複合機がよく置いてありますね。
FAXは、1980年代から1990年代に、ビジネスや一般家庭に普及しましたが、1990年代後半に、インターネットが普及して、利用者が少なくなっています。
私たち50代には、馴染みのあるものですが、10代、20代の若者たちには、使い方もわからない代物となっています。
FAXにもメリット
冒頭の80代の方曰く、「履歴が紙で残る」ことがメリットで、メールで上書きされた文書は、訂正箇所がわかりにくい、とのことでした。
Word文書でも、履歴を残す設定にしておけば、訂正箇所がわかるのですが…
FAXのメリットは
・届いた瞬間に紙がそのまま残るので、「改ざんできない」「原本性がある」という信頼性がある。
・手書きすることができる。
・送った届いたが目で確認できる
などがあります。
そう考えると、80代の方の言い分もわかります。相手からFAXされた書類に、手書きで加筆修正して送り返せば、どこを変えれば良いのかお互いにわかりやすいというわけです。
ですが、40代以下の方にとっては、普段使わないし、手書きはちょっと…という、馴染まない通信手段になりそうです。
通信手段の使い分け
私たちの事務所では、毎月「せいめい通信」という事務所通信をお客様などにお配りしていますが、「郵便」「FAX」「メール」「LINE」と通信手段が様々で、チェックリストを作って管理しています。
手段が絞り込めれば効率的ですが、受け取る側が見やすい方法を考えて、様々な送り方をしています。
FAXで受け取られるお客様の中には、社内で回覧してくださるところもあり、受取→すぐ回覧ができるのは、FAXのメリットですね。
最近では、サイバー攻撃によって、ネット注文ができなくなったアスクルで、一部FAX注文を受け付けるようになったとか。インターネットが発達したからこその弊害も起きています。
5年後、10年後には、どのように通信環境が変化しているかわかりませんが、今できる限り、柔軟に対応していくつもりです。
◼️編集後記
昨日乗ったタクシーのドライバーは女性でした。最近は、車内で会話はほとんどないのですが、同性のせいか、お天気の話など他愛のない話をしました。たまには、良いかもしれません。
(記事担当:江原)

